あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「じゃ、私らこっちだからー。」

「ばいばい、また学校でねー。」


夕日が綺麗なオレンジのグラデーションになってて

綺麗だねー、と私は隣にいる南美ちゃんに言った。


「め、芽依っ…?泣いてるの…?」

「えっ…?」


南美ちゃんに言われて気がついて

泣いてるって認識するよりも、涙のほうが先だったことに驚いた。