あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「俺もその日出かける予定だったから、ちょーどいいね。」

「え、じゃあその日暇なのお兄ちゃんだけか。」

「あー。でも、みんないないっていったら先輩のとこ会いに行くんじゃない?」


家に来てるかもしれないし、と芳樹くんは苦笑いした。


「タイミングよかったね、芽依。」

「そだね笑」


南美ちゃんと遊ぶことはよくあるけど

4人でちゃんと集まることは学校以外ではあんまりないから

すごく楽しみだった。