あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「歩いて行ける距離なの?」

「そっすよ。先輩知らない?この辺に神社あるの。」

「私の家この辺じゃないもん。」


はやく行こ行こーと南美ちゃんに背を押されて私は外に出た。


「さむっ…。マフラー巻いてくればよかった。」


私が呟くと、後ろからふわっと暖かいものが首に巻かれた。