あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

さっきの自己紹介のときもきいたな、と思いながらも

私はなんて答えていいかわからずに、ありがとうございます、とだけ言った。


「あー、だめだめ先輩、芽依ちゃん驚かせちゃ。」


どうしていいかわからなくて固まっている私に気づいて

芳樹くんが先輩との間にはいった。