覚悟してね、と悪い顔で笑った芳樹くんは

おやすみ、と私の頭を撫でた。


「………あんなの、反則でしょ。」


その日の夜は

いつもとは違うドキドキで、いつまで経っても眠りにつくことが出来なかった。