あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「そーだなぁー、あったかいものがいいよね。」

「んじゃあ、俺の大学の近くにあるラーメン屋は?めっちゃ美味しくて行きつけなんだけど。」

「いいね、ラーメン食べたい。」


じゃあちょっと準備してくるね、と私が言うと

ゆっくりでいいよ、と芳樹くんは笑った。