「それは"お兄ちゃんの大学の友達として"だろ。」

「そーゆーもん?」


俺が言うと、芳樹は呆れたようにはぁ、とため息をついた。


「あ、そーいやさ。」

「ん?」

「芳樹、明日も家にいる?」

「別に予定はないけど。」

「んじゃあ、俺ちょっと明日1日出てくるわ。南美も1回家に帰るみたいなこと言ってたし、芽依のこと頼んだ。」