数日後、私が退社すると、黒のスーツをビシッと来こなした男性が私の前に現れた。


「坂下奈柚様ですよね。

ちょっと来てください。」

といって私の腕を掴むスーツの男性。


「え、えっと、なにするんですか?」

と私は必死に抵抗するが、ビクともしない。


そして、そのまま車に押し込まれ、何処かへ連れて行かれることになってしまった。