真昼のブルームーン


「何で生徒会に私を誘うの?私以外でもいいんじゃないの?」

少し荒っぽい口調になる。
なぜだか分からないけれど、腹立たしくてしょうがない。
不安で、しょうがない。

「美月はさ、焦ってるんだよ」

思いのほか優しい言葉にはっとする。
彼の手が私の頭を撫でる。
そっと、優しく。
落ち着いてきた気持ちとは裏腹に、やはり解せない何かが騒つく。

「いつもと同じ事のくり返しが退屈で、何かやりたいのに何をすればいいのか分からない」

撫でながら呟かれる言葉は、どれも図星。

「やりたい事が無いから、好きなものがある人が羨ましい」

グサグサ刺さる彼の言葉に少し悔しくなった。

「卒業が近くて焦るのに、やりたい事が見つからない」

自分では気づけなかった本心に気づいてくれた彼はやはり凄い。
ずっと私の中でくすぶっていたのは、言葉にすればこんなにも幼稚なものだったのか。