隣の部屋は暖房がついてて暖かかった。きっと、愛斗さんが私のためにってつけてくれたんだろう。



瀬「美月ちゃん、話って?」



美「うん、瀬尾は南からここに来るように言われたよね?」



瀬「うん。…びっくりしたよ。すれ違いざまに"理事長室に向かえ"って!!理事長室の場所も知らないのに!(笑)」



美「はは。……でも、それなら誰にも気づかれてなさそうだね」



瀬「うん。誰もあとをつけてないか確認しながら来たからね。南君が誰にもバレたくなさそうにしてたからもしかしたらっておもってね!」



ほんと、瀬尾はいい勘してるっていうか、鋭いっていうか…。