moon~満ちる日舞う少女~【下】








来てしまった。…はぁ。


ーコンコンー


愛「はい」


ーガチャー


愛「あ、美月っ!…ってどうした?!!」



美「…実は……」







愛「よし、そいつらの顔の特徴をいえ!退学にしてやる!!!」



美「え?!!いや、そこまではっ…」



愛「何言ってんだ!!大事な仲間をこんな風にされてだまってられるかっっ!」



美「…ふふ…っ」



愛「ど、どうした美月」



愛斗さんらしくて笑ってしまった。さりげなく大事な仲間って言ってもらえたし、すごく嬉しい。



美「ありがとうございます。でも何もされてないですし、今回だけ見逃してもらえませんか?」



愛「うぐっ…。…美月の頼みなら…わかったよ」



美「はい」



愛「ところでそのシャツは誰のだ?」



美「宮野です」



愛「そうか。…あいつもなかなかいいことすんじゃねぇかっ!…あ、でも総には惚れるなよ?!」



美「惚れません」



確かに宮野はイイヤツだし、年の差なんか感じさせないくらい若々しいし、顔もイケメンの分類に入るだろう。…でも、なんていうか宮野は…私にとって、ライバルっていう枠に入っちゃってるから。



愛「んじゃ俺は?!」



美「…惚れないです」



愛「そっかぁ〜…シクシク」