瀬汐は最後にふっ…と笑った。




瀬「…お前……は……強い…んだなっ…」



ードサッー







美「私は、強くしてもらったんだよ」



今まで出会った仲間達に。



隣を見ると、修也も市川を倒していた。



修「おつかれ」



美「おつかれ様」



ーパンっ!!ー


私と修也はハイタッチ。



それを合図にみんなも「ワァァァ!」と騒ぎ出した。



月龍とか夜舞とか関係なく、みんなが喜びあっている。




総「美月」



美「…ふっ、なんだよその顔っ」



総「…いや、だって」



美「……お前の声、届いた。…ありがとな」



きっと、その声がなければ奈津たちの声は私には届かなかったと思う。




総「…ははっ、お前に礼を言われるときめぇ」



美「あ?」



総「ふははっ。…」



美「ははっ。……」



修「そいえば、総さんと美月の関係…気になってたんだけど…今聞いてもいい感じか?」


そうだ、普通に話してたけど…秘密にしてたんだっけ?

修也だけじゃなく、勝や陸たちも聞きたいみたいでわらわらと集まってきた。…それに便乗して奈津たちも集まる。



美「そーだな…私と総の関係はライバルだけど私と宮野の関係は生徒と教師って感じか?」



勝「えー?どゆこと?」



美「な?」



総「お前らしいよ。…でも、それが一番合ってる」



美「ああ。………ふぅ、月龍のみんなは聞きたいこと沢山って顔してるし、まずはお互いやることやってから話をしよう」


そういうと月龍のみんなもわかったみたいだ。

負傷者の手当と病院への搬送。…チームのために戦ってくれた仲間達に感謝もしないと。