智「ーっ!!……ゴホンっ、かしこまりました」
私が笑ったことに気づいたのか、智紀が部屋からでていったあと当主は「彼は面白いだろう?」と笑って言った。
美「はい」
当主「けど、それが彼のいいところなんだよ」
美「ですね。…彼はよくまわりを明るくさせます」
当主「おやっ、美月君は彼を知っているのか?」
美「あっ、はい。むかしの仲間で」
当主「そうかそうか。娘からの信頼も厚いし、彼と仲間だったならわしも君らを信じよう。」
私は「ありがとうございます」と答えたが、当主が「けれど…」と続けたのできゅっと引き締まった。
当主「君らの情報が本物かどうか教えて欲しい。…申し訳ないんだが、君らの情報を調べさせてもらった」
千「お父様?!!」
当主「すまんな千代。……それで、君らのことはよく知っている。だが、本当にそれで真実なのか、君らから聞かせて欲しい」
千「お父様それはっ…」
美「わかりました。……けれど、全てではありません。一部…と言ったところでしょうか」
当主「ははは、食えないやつだ。千代も彼女らをよく見習いなさい。……それでお話をしてもらおうか」
美「はい」

