ーガチャー
智「着きました」
千「ありがとう」
私達は千代ちゃんの案内の元、この凄くでかいビルへ入っていった。
ーコンコンー
?「入れ」
ーガチャー
千「失礼致します」
?「おまちしておりました」
千代ちゃんのお父さんもとい、当主らしき人がドンッとイスに座っていて、隣で秘書か執事か護衛かわからない人がメガネを上げながらそういった。
千「お父様、こちらが昨日話した美月先輩と霧島先輩です」
美「…私は大鳥美月です。こっちが霧島夏目で、今日私達のためにこのような場を設けてくださってありがとうございます」
そう言うと微かに智紀が「おぉ」と声を漏らした。
当主「…話を聞いてやるだけだ」
美「はい、話をしてから判断していただければと思います」
そう言うと、当主は笑い出した。
当主「カハハハ!!…実に面白いお嬢ちゃんだっ!わしの圧をもろともせずに、自分の意見をはっきり言える子だ!」
えっ…と…なんで笑われているのかわからないけど、とりあえず苦笑い。
当主「…千代から聞いたとおりの人物だ。…美月君霧島君、座りたまえ」
私は言われた通りに座った。
当主「智紀、彼女らに飲み物を」
智「あっ、はひ!!」
突然声をかけられてなのか、私のさっきの会話に圧巻していてなのか、当主が大声で笑ったからなのか。…理由はわからないが、智紀は声を裏返したどころか「はい」を噛んでしまった。
美「ぶっ」
知り合いということもあって思わず笑いが出てしまった。

