moon~満ちる日舞う少女~【下】











美「ん…」



今の声は夢?

辺りを見ても誰もいない。



美「…"助けてくれ"」



夢…。…いや、もしかしたら誰かが本当に助けを求めているのかもしれない。…だれにも言えず、ずっと心に溜め込んできた思いが耐えきれなくなって、こぼれてしまった。そんなか細い声だった。



夢でも現実でも…どっちでもいい。…助けを求めている人がいるなら…私は助けたい。

それは私がしないといけないこと。

私がフルムーンになった理由でもある。




美「……」