美「ごめーん!!」
修「いや、ちょうどいいくらいだっ」
美「ならよかった!」
香「今な、ポジションを決めてたんだ」
ポジションか〜。
修「美月、希望はあるか?」
美「うーーん…余ったところでいいよ」
別にやりたいポジションもない私はそういった。すると着々と決まっていき、私はファーストになった。…女だからと、1番負担の少ない(とみんなは思っている)ファーストに。
香「へっへーんっ!」
美「香月、ピッチャーなんだね。ファイト」
香「おう!野球って初めてだけど、がんばってみるわ!勝とうな!!」
初めて…か。
……違うよ。初めてじゃないよ。…言いそうになり、口をつぐんだ。…思い出させちゃいけない記憶。思い出したくない記憶。なかったことになっている記憶。
美「そうだね」
私はただ笑ってそういった。

