陸「い……」
い?
陸「……サボり」
…今なにか言いかけた。…多分うっかりだったんだろう。
美「…そう…」
サボりでもなにか競技には登録してあるはずだからなんの競技にか聞こうとした。…でもやめた。…きっと、なにかあると思ったから。
美「…ここ、見渡しいいよね」
陸「ああ」
美「…あれ?あそこ、バット振ってんの修也と香月じゃない?」
陸「…そうだな」
屋上からでは顔まで見えないけど、動きとかで多分そうだと思った。きっと、陸もそうだろう。
陸「………お前、野球じゃねぇの?」
美「野球だよ」
陸「…そうか」
美「…うん……?」
なんだろう。少し、悲しそうな顔をしていた気がした。
陸「んじゃ、俺戻る」
美「あ、うんっ」
ーガチャー
…初めてちゃんと、2人で話しをした…と思う。……陸が私に冷たいのはなんでか気になるけど…今は、さっきの陸の表情と言いかけた何かが気になった。
美「…財前…か…」
もしかしたら、陸は家でいろいろあるのかもしれない。…だったら、私にはどうしようもないのかな?

