moon~満ちる日舞う少女~【下】






美「やめてください」



私は3年生の手首を握る。…すると痛かったのか、顔をしかめ千代ちゃんから手を離した。


「てめぇ…」


「お、よく見れば可愛いじゃんっ」


美「コートは予約制ですよね。…ちゃんと予約してください」


「はぁ?なんで俺たち3年が予約しねぇと行けないんだよ。…お前ら下級生は上級生に譲るもんだろ」


美「その理論だと普通、上級生が下級生に譲るものだと思いますが」



「あぁん?!とにかく。どけっつってんだ」



美「ここはこの子達の使っているコートです。どくのはあなた方先輩だと思います」



「1度、はっきりさせた方がいいな。上級生に逆らえばどうなるか」



千「美月先輩っ私達がどきますからっ…」