moon~満ちる日舞う少女~【下】








美「シュガー先生ですよね〜」



ーダンっ!!!!!ー



トラ君が壁を殴りつけた。壁が少し凹み、パラパラと落ちる欠片。




ト「…てめぇ、2度と口開けねぇようにしてやるよ」



美「……それは勘弁だなぁ〜。…じゃあこうしよう!…私はトラ君の漫画のことは言わないっ!だからトラ君は私のお願いを聞いて」



ト「は?なんで俺がっ」



美「いいの?言っても」



ト「…はっ、お前は言えねぇよ」



トラ君は私に脅しをかける。でもね…?



美「私さ…理事長とは遠い親戚なの。……私に何かあればすぐにバラされちゃうよ?」



ト「…理事長…っ。…そんなのハッタリだろ」



理事長である愛斗さんには漫画家のことを伝えてある。それはわかっていた。…トラ君が私に何かすれば、必ず愛斗さんはキレる。

…私がいうのもなんだけどね?(笑)




美「…ハッタリだって思うなら別にいいんだよ?」



ト「…っ。…わかったよ。…バスケ、参加すればいいんだろ」



諦めたのか、トラ君はそう言った。