慶「大袈裟じゃないです。…本当に、辛かったから……」
美「…不幸の大きさなんてほかの人にはわからない」
慶「え?」
これを教えてくれたのは、誰だったかな…
美「その人の尺度が問題だから。…同じ辛さでも人それぞれ。……慶はそれに耐えたんだよ。修也にも伝えないで、独りで。……誰だって、人と関わるのは怖い。…悪い方向になんて行って欲しくない」
…私だって……悪いことなんて…起こって欲しくない。
美「…つらくても、耐えて耐えて耐えて…。…その時間はどんなものよりつらいけど、でも…いつかはそんな事あったなぁって、思い出せるはず」
つらくて、行動できる人なんて…多くはない。…どうにかしたいと思っても、動けない人の方が多い。
美「…だからこそ、どんなことにでも…自分がこうすると思ったなら……貫かないとね」
慶「ーっ…はい!!」
…この話は別に慶と芝田の関係のことを言っているのかもしれないけど…違うのかもしれない。
つまり、私が伝えたいのは…諦めなかった慶自身が起こしたことで、私はきっかけをつくったにすぎない。というわけ。

