私の家に着いて、ヘルメットをはずし…バイクを降りる。
美「ありがとね」
仕「かまわない。………」
美「…?…なに?」
仕草が私の顔をじっと見るので私は不審に思った。
仕「いや…なにかスッキリした顔になってる」
美「…はは。……まあね」
自分でも気づかなかったんだろう。…修也たちを避け続けるのも、気を張っておくのも…すごく疲れていたのかもしれない。
美「仕草、今までありがとう。…もう迎えは大丈夫」
仕「そうか。……こちらこそ、馬村のことサンキューな」
美「私の方が世話になったよ。これで貸し借りなしな」
仕「ああ。…じゃ、またな」
美「おう。また」
仕草のバイクの音が聞こえなくなるまで私はそこに立っていた。

