散る葉に降る雨

優雨だと思った。

プリンが好きだから、勝手に食べちゃった
んだと思った。


不思議と怖いとは思わなかった。

優雨が戻ってきてくれたと、本気で信じた。


「優雨、いるのか?」

声が震えた。


コツン、とスプーンが落ちた。

居るって合図だと感じた。






だが、いきなりコップが割れた。

包丁が落ちた。

キッチンの火が点灯した。



その現象は冷蔵庫に近づいていった。