「笑ったら可愛いじゃん。」

ぼそっといったその言葉を麟華は聞き逃さなかった。

驚いた顔をして固まる麟華に

「なんにもねーよ」

と麟華の頭を叩いた。

「んじゃ。俺帰るから。お前も早く帰れよ。」

昨日と同じような台詞を言って同じように走っていった。