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｢真紀？何してるんだよ、お前｣

｢何って、2人の思い出をまとめてるんじゃない！｣

｢いや、そうじゃなくて、なんでそれ今するのかなって思って、｣

｢だってー、いつどうなるかわからないのよ？あたし達だって！｣

｢何、お前別れたいのかよ？｣

｢やだゆうちゃん、私がそんなこと思うわけないでしょ？だってゆうちゃんのこと大好きだもんー！！｣

｢……｣

｢お、お？照れてるな？さてはおぬし！てれてるなー！！｣

｢う、うるせえ、照れてなんてないよ俺は！｣

｢ハイハイわかったわかった〜｣

｢そういう時だけ先輩面するのってずるいよなぁ｣

｢あらやだ、そんな時じゃなくたって私は先輩よ？｣

｢ハイハイ｣

(ん？私は今どこにいるんだろう？しかも、この目の前にいる男女、誰なんだろう？)

(見るからにカップルっぽいよね、しかもここって私の通ってる高校、だよね)

(でも、制服がちょっと違う。)

(これって10年前のデザインの制服だった気がする…)

(でもなんであたしが今ここにいるんだろう？)

(確か家事は全部終わらせて、あ！じゃあ、これは夢の中、なのかな？)

(それにしては、鮮明すぎるし、なんでだろう、懐かしい気がする…のはなんでだろう？)