「おはよう真希」

「あ、おはようさんちゃん」

真希は私のこと

藤野真希[ふじのまき]

さんちゃんこと三上リンカ[みかみりんか]

中学からの中で、きっと友達の中で一番仲がいい、はず、

でも正直今までこれといって特別仲のいい友達も、親友なんてましてや1人もいたことがない

「あ、そう言えば明日から学校じゃん?クラス替えどうせ同じクラスだよね」

「どうせって何だこら!一緒になれるなんてありがたいと思いなさいよー!」

「あ、ごめんごめん」

そう言ってさっき運ばれてきたお昼ご飯に手をつける

だって、どうせ選択科目も一緒だし、同じになるでしょう

今何してるかって言ったらファミレスでお昼ご飯を食べているところ

明日から新学期で必要なものをさんちゃんと買い物に行くことになった

のも今日の朝早くに決まったのだけども

「そう言えば先生達めっちゃやめてったけど新しい先生かっこいい人くるかな?!?!」

「さんちゃんてば去年もそんなこと言ってたよね(笑)」

「だあって新学期の楽しみといえばそれくらいでしょー!高3にもなればクラス替えなんて、そんな大した行事じゃないもん〜」