「新衣奈、茅紘、うるさい」 私たちからその2人を剥がすように引き摺ると、私の真隣に来た佐藤くん。 次の瞬間、ふわっとなんの悪びれもなく、私の太ももを枕に寝転がる佐藤くん。 言わば、膝枕状態。 「「ええ!?なになに!2人して!!」」 ますます2人の好奇心のアクセルが急に動き出し、私の目の前であーでもないこーでもないと、興奮気味に話し出した。 私は蚊帳の外。 しかも須東くんも佐藤くんも興味無さそう。 マイペースすぎる…