「……っ」

思い出したら、涙が溢れ出して止まらなくなった。

優しい優海。

私は彼から優しさしか受けたことがない。

彼と出会ってから、優しくされたことしかない。

彼といるときに、つらくなったことも、悲しくなったことも、ケンカしたことも、怒ったことも、泣かされたことも、寂しくなったことも、一度もない。

天の邪鬼で照れ屋で、素直になれなくて、そっけない態度や冷たい言葉をたくさんぶつけてしまう私を、優海はいつも優しくて明るい光で包んでくれた。

優海は私の光、私の太陽だった。

私は優海が大好きだった。

今も大好きだった。

それなのに。

「……なんで一緒にいられないのぉ……?」

こんなにこんなに好きなのに、どうして離れなくちゃいけないんだろう。

どうして一緒にいられないんだろう。

「やっぱり神様なんて大嫌いだ……っ」

私は仰向けに倒れたまま、両手で顔を覆って涙を流しつづけた。