そして…夜桜通り、赤い橋の上で俺たちは会った。 どこか遠くを見据えている彼女は、儚げで今にも消えそうだった。 「─最近現れるとは聞いてたが…夜桜ってのは、随分と綺麗だな。」 その横顔に、そんな言葉が出てくるほど綺麗だった。 こちらを向いた夜桜は、…噂の“死人”とやらにもとれた。 生気のない、無表情に…白い肌が恐ろしいほど様になっていた。