「本当に私でいいんでしょうか?」 「俺は里桜ちゃんがいいね」 あっさりと返事をされたことが、少し肩の力を抜けさせた。 「心さんが、新しい恋をさせてくれますか?」 ポソッと聞き返すと、目の前の心さんの表情がパッと明るくなった。 「もちろん」 「じゃぁ、よろしくお願いします」 考えて出した結論は、心さんと付き合うということだった。