砂糖より甘くコーヒーより苦く

《晴斗STORY》

「あっ、あのっ!高木さん!!」

いきなり聞こえた声。

「ん?……!ハア……」

またこいつか……

「悪い美緒、先行っててくれ」

「う、ん……」

美緒は、ハッキリとは言わなかったが、俺達は歩き出した。

着いたのは階段の踊り場。

そして、いつものお決まりのセリフ。

「あっ、あのっ!何回も言います!!好きです!!」