「「……！」」


晴斗はそう言ったのだ。

ーー……うん？ウザイ？

思わず口に出してしまった。

えーと、今のお言葉は、晴斗様がおっしゃった、とゆうことでよろしいんでしょうか？

ーーよろしいです。

はい、分かりました。

ーー以上、現場からお送りいたしました。

はい、ありがとうございます……

じゃなくてぇ！！

なにしてるのあたし！！ニュース違う！！

「こっちは飽きてんのそのセリフ。俺、好きな奴いっから。それに、俺の本性知ったら、引くかもよ？」

本性ねぇ……あたしは引かないなぁ……

って！ヤバッ！晴斗来る！！隠れなきゃ！

「なにしてんの美緒、行くぞ」

「うえっ」

うん？行くぞ？美緒？

「ここはどこあたしは誰」

ヤバい、完全に混乱だぁ。

「美緒のバカ」

バカってあなたねぇ……

「気づいてた？」

「もち」

「えー……」

そう言いながら、教室へ向かったあたし達であった。

《美緒STORY END》