しばらく経ってあたしは、泣きやんだ。

クラスの半分以下だか、心配そうな顔をしてくれていれてる人もいた。

「グシュッ……」

「泣きやんだ?」

「ぅん……ごめん、晴斗……」

「いいって。泣けって言ったのは俺だし」

晴斗は、優しすぎる。勝手に泣き出したのはあたしなのに。

ーーポンポン

晴斗はあたしの頭を撫でた。

「晴斗、大好きだよ……」

聞こえないぐらいの大きさで、あたしは言った。