ーータタタタタ

手術室はーー

「ママ!!」

「「……!」」

「美緒!」

おば様も驚いたようだ。

「ハアッ……ハアッ……ママ、晴斗は……?」

「「……!……」」

一瞬、顔を見合わせたが、すぐ俯いた。

「それが……」

「美緒ちゃん……」

おば様が、泣きだした。

まさかっ……

「晴斗くん、危険な状態なの……」

「……っ!」

嘘だっ……なんでっ……

「美緒ちゃん、晴斗がね、美緒ちゃん来たら渡してくれって」

そう言って、おば様はあたしに、手紙を渡した。