《美緒STORY》
胡桃ちゃんと幸くんが帰り、あたしと晴斗の2人きりになった。
あたしも、“幸くん”と呼ぶようになった。
「美緒……」
ーーギュッ
「……っ!晴斗……?」
晴斗は、あたしの背中に抱きついた。そして、
「ごめん……」
と、静かに謝った。
「なんで、謝るの?」
「泣きたい……」
「……!……いいよ、泣いて……」
「……!くふっ……」
初めて泣きたいと言った晴斗。いいよと言うと、泣きだした。
「あたしも……泣いていい……?」
「ん」
もう、無理……涙が……溢れてくるよ……
胡桃ちゃんと幸くんが帰り、あたしと晴斗の2人きりになった。
あたしも、“幸くん”と呼ぶようになった。
「美緒……」
ーーギュッ
「……っ!晴斗……?」
晴斗は、あたしの背中に抱きついた。そして、
「ごめん……」
と、静かに謝った。
「なんで、謝るの?」
「泣きたい……」
「……!……いいよ、泣いて……」
「……!くふっ……」
初めて泣きたいと言った晴斗。いいよと言うと、泣きだした。
「あたしも……泣いていい……?」
「ん」
もう、無理……涙が……溢れてくるよ……

