「だって……手術しないと、晴斗苦しくなるし、死んじゃうんでしょ……?だったら、手術してよ……」
「……っ!」
「手術して?」
こんなこと言われちゃ、答えは1つだけだよ……
「……ああ」
「あたし、1人でも大丈夫だよ?だから晴斗は、安心して?ビョーキ治ったら、また一緒に、遊ぼ?遊んだり……」
美緒は言葉を切り、俯いた。
なに我慢してんだよ……泣きてぇんだろ……?
「くっ……」
ーーギュッ
「……っ!」
「バカだなぁ、美緒は……大丈夫じゃねぇだろ……無理すんな……無理してると俺、安心出来ねぇよ……?」
こんな美緒を置いて、死ねねぇよ……
安心して、手術うけれねぇよ……
だからな、美緒……無理して泣くの我慢すんな……めいいっぱい泣け……
「晴斗っ……」
ーーギュッ
美緒の小さな手は、俺のシャツを掴んだ。
たくさん泣け……俺の腕の中で……
だって、これで、手術の日までの間が、最後かもしれねぇんだからーー
「うっ、うっ……」
ちっせーな、美緒は……どんだけちっせーんだよ……
死んだら俺、美緒のこの温もりも、なにもかも、感じることは出来ねぇんだな……
だったらーー
「俺、死にたくねぇよ……」
「……っ!」
「手術して?」
こんなこと言われちゃ、答えは1つだけだよ……
「……ああ」
「あたし、1人でも大丈夫だよ?だから晴斗は、安心して?ビョーキ治ったら、また一緒に、遊ぼ?遊んだり……」
美緒は言葉を切り、俯いた。
なに我慢してんだよ……泣きてぇんだろ……?
「くっ……」
ーーギュッ
「……っ!」
「バカだなぁ、美緒は……大丈夫じゃねぇだろ……無理すんな……無理してると俺、安心出来ねぇよ……?」
こんな美緒を置いて、死ねねぇよ……
安心して、手術うけれねぇよ……
だからな、美緒……無理して泣くの我慢すんな……めいいっぱい泣け……
「晴斗っ……」
ーーギュッ
美緒の小さな手は、俺のシャツを掴んだ。
たくさん泣け……俺の腕の中で……
だって、これで、手術の日までの間が、最後かもしれねぇんだからーー
「うっ、うっ……」
ちっせーな、美緒は……どんだけちっせーんだよ……
死んだら俺、美緒のこの温もりも、なにもかも、感じることは出来ねぇんだな……
だったらーー
「俺、死にたくねぇよ……」

