砂糖より甘くコーヒーより苦く




ーーギュッ

「……!」

「わーっ、わーっ!!」

「みっ、美緒、どうしたの?」

答えたくても、涙が溢れてきて、喋れない。

「わーっ、わーっ!!」

「美緒ちゃん……」

「美緒!!」

「パ……パ……」

走ってパパが来た。

「あっ……」

「「こんにちは」」

「こんにちは。美緒、晴斗くんのことなんだけどね、手術をすれば治るんだ」

そんなことっ……

だって、なんかのリスク抱えながらでしょう?

「でもっ、なんかのっ、リスクあるんでしょ……?」

「……っ!」

ほらっ、図星だ。

「いやっ」

パパが喋りそうになったから、あたしは思わず、耳を塞いだ。

「美緒、聞いて……」

そう言いながら、パパは、手を取った。

「確かに、リスクはある。手術中になにかあれば、晴斗くんは……」

ーーギュッ

パパはあたしの手を強く握った。

「晴斗くんはそのまま、死ぬ……ーー」

「……っ!」

「でもな!!」

なにか言おうとしたことに気づいたパパは、焦って言葉を入れた。

「その確率は、50%なんだ!だから、必ずしも、死ぬとは限らないんだ!」

「……っ!ホント……?」

「ああ」