《美緒STORY》

ーードサッ

「……!晴斗!!」

晴斗が立ち上がった瞬間、倒れた。

「晴斗!!しっかりして!!晴斗!!」

ーーピーポーピーポー

「晴斗!!晴斗!!」

「美緒!!待ってろ!!パパとおじさんに任せて!!」

「晴斗がっ!」

「美緒!」

ーーパタン

「晴斗っ……」

しばらく検査をして、晴斗は病室に運ばれた。

「ん……」

「晴斗?」

「……美緒……」

ーーササッ

晴斗はゆっくりと起き上がった。

「起きて大丈夫なの?」

「ああ……」

ーーギュッ

晴斗は、頭を押えた。

「晴っ……」

ーーガララ

病室のドアが開き、パパとおじ様が、暗い顔で入ってきた。

ーードクンッ

あたしの心臓が、暴れ出した。

嫌な予感がしたからだ。

でも、次の瞬間告げられた言葉は、あたしの嫌な予感と的中していた。

《美緒STORY END》