砂糖より甘くコーヒーより苦く

「……!」

静かに言ったその言葉。

美緒の顔は、悲しくて今にも泣きそうな感じだった。

「美……」

「なっ、なんでもない!あー、お腹すいた~!早くご飯食べよぉ!」

そう言って、階段を降りていった。