けれど、私の心臓はとても素直。 トランポリンみたいに跳ねてる。 そんな幸せな時間を過ごしていたとき、 「如月(キサラギ)!」 男子らしい低い声。 けど、誰にでも届くような大きい声。 「あ、河北」 河北 諒(カワキタ リョウ)が窓から顔を出していた。