それでも、君のことが









すーくんの体が白いゴールテープを持っていく。





すーくん、一位だ!





「よかった」





「え?なにが?」





「なんでもないよー!私、もうそろそろスタンバイしに行ってくるね!」




「あ、そっか。借り物競争出るんだよね。頑張ってー!」





ありがと、芽衣!





私は走った。





今行けば、すーくんに会えるかもしれない。