「なんだ、嘘かよ」 だって、うるさいんだもん。 「嘘」 「え?」 「嘘の嘘。ダブル否定。つまり、赤組ってこと。」 私がそう言えば、彼の顔はすぐに明るくなる。 そして、彼の顔が明るくなれば、彼の声も大きくなる。 つまり…… 「マジ!?やった!!俺も赤組なんだぜ!」