こういうとき、何気なく良い答えを自分で想像してしまう。 例えば、『きらのこと窓の外から見てるから。』とか。 ま、河北がそんなこと言うはずないんだけどね。 「いや、いつも隣りのクラスからすっごいやる気の声聞こえるから。」 ほら、ね。 「毎日うるさいよね。」 うるさいというか、元気すぎるって言った方が正しいかな。 「それは、わかる。」