「優香ぁ!聞いてー!」
泣きそうな顔でこっちに向かって走ってくるハル
「どうしたの?」
「あのね!あのね!ユキに負けたぁぁあ!」
「あ、さっきのゲームね、」
「ちょっと優香、代わりにやって」
「ぇえ!?私やったことないんだけど」
「あ、それ俺得意、」
横から見るように私の真横に来てやり方を教えてくれた
「あ、でそこタッチして」
「こう?」
「そうそう、あ」
画面にはWINNERの文字
「あ、勝った!」
「やったじゃーん!」
「倉持君ありがとう!」
「天川ちゃんが強かったんだよ」
「いえーい」
「あ、そうだ優香、これ担任から」
?
ハルに渡されたのはアメリカ留学の資料
「、優香アメリカ行っちゃうの?」
「行かないよ、、ちょっと先生のとこ行ってくる」
担任は、顧問の先生だった
職員室まで走っていくと、ちょうど先生が廊下を歩いていた
「田代先生!これ、どういう事ですか」
「天川、お前にアメリカの吹奏楽で有名な大学から話が来てるんだよ」
「あの、いきなり過ぎて、」
「まぁ、ちょっと中入ろう」
職員室の中に入ると
相変わらずのコーヒーの匂い、
机の上は山積みのノートノートパソコン、教科書の山
先生達の机が目に入る中、
この顧問の先生の机の上には、
楽譜、楽譜、楽譜、パソコン、

待って先生、世界史担当ですよね
なんで教科書が無いんですか、
「そりゃ俺は暗記が得意だから」
、、、
「私口に出してました?」
「いや、心読み取った。」



「いや、そんな事じゃなくて、
この留学資料の事!」