「真が終わるまでの時間潰しで来たんだろう?」
話変わるんだけどさー、的な接続詞も無く。途切れては始まる会話。
「じゃなくてねー。何時に終わるか分かんないから今日は逢えないって。でね、ユキちゃんの顔見に来たの」
視線を合わせてユキちゃんとニッコリ。
「・・・ならちょうど良い」
「?」
「宮子を口説くのに邪魔が入らずに済むって話だ」
仁兄は淡々と言ってこっちを見た。
整った顔があたしをじっと見据えるから。思わず、視線を外して宙を泳がせる。
本気で言うワケない。
あたしは冗談で終わらせようと乾いた笑顔で受け流した。
「仁兄てば、もしかして彼女にフラれちゃったの? 自棄(ヤケ)になってあたし口説くとかしなくたって、すぐ誰か見つかるから大丈夫だってば!」
「・・・俺と結婚しろ、宮子」
噛み合ってない会話と。その爆弾発言を。脳ミソが咀嚼する前に。二発目をぶち込まれた。
「あの脚じゃ、真はもうお前を守りきれやしない」
話変わるんだけどさー、的な接続詞も無く。途切れては始まる会話。
「じゃなくてねー。何時に終わるか分かんないから今日は逢えないって。でね、ユキちゃんの顔見に来たの」
視線を合わせてユキちゃんとニッコリ。
「・・・ならちょうど良い」
「?」
「宮子を口説くのに邪魔が入らずに済むって話だ」
仁兄は淡々と言ってこっちを見た。
整った顔があたしをじっと見据えるから。思わず、視線を外して宙を泳がせる。
本気で言うワケない。
あたしは冗談で終わらせようと乾いた笑顔で受け流した。
「仁兄てば、もしかして彼女にフラれちゃったの? 自棄(ヤケ)になってあたし口説くとかしなくたって、すぐ誰か見つかるから大丈夫だってば!」
「・・・俺と結婚しろ、宮子」
噛み合ってない会話と。その爆弾発言を。脳ミソが咀嚼する前に。二発目をぶち込まれた。
「あの脚じゃ、真はもうお前を守りきれやしない」