「ギュルギュルギュル♪」

私のお腹が音符なんてかわいらしいものが付いてる音なんかじゃなく、それはもう盛大に…、鳴った。

「………」

「あの、えーっと…」

目を開けて、しどろもどろになりながら彼を見ると…。

「笑うなら笑ってください」

下を向いて肩を震わせている。

「ククッ、あははは!」

ちょっと酷くない?

確かに笑ってって言ったけど、そこまで笑うことないでしょう。

「笑いすぎ」

「悪い。あははは!なにか食べよう。あははは!」

絶対悪いなんて思ってないでしょう。

注文した料理がくるまで、個室に笑い声が響いてたから。