だめだ。


ここで止まったらダメだ。


続けなきゃ。


続けなきゃ!!


あたしは自分の手に力を込めて、カッターを引いた。


あああああああああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!


心の中で絶叫がこだまする。


次の瞬間、あたしは小指の肉を科安全にそぎ落としていたのだった。