少しオーバーにも見える健の喜び方に恥ずかしくなってくる。


「そんなにいいものじゃないかもしれないけど」


「なに言ってんだよ、マジでうまかったって!」


「あ、ありがとう」


褒められれば褒められるほど、照れてしまって健の顔をまともに見る事ができなくなってくる。


「じゃあ、お礼はどうする?」


健の言葉にあたしは目をパチクリさせた。