外は暗くなっていた。


あたしの意識は時々薄れ、そしてまた目が覚めるという状態を繰り返していた。


呼吸をすることが苦しくなっていて、もうすぐ死ぬことが理解できていた。


健はまだあたしの体を食べていた。


切っては口に入れ、切っては口に入れ。


粗食音は止まらない。


やっぱり毎日スポーツをしていたら、いくら食べても足りないのかもしれない。


床にできた血だまりは健が飲み物代わりに飲んでくれている。