ジンクス

切り刻まれた体を見て、健が生唾を飲みこむ音が聞こえて来る。


あぁ。


やっぱり、あたしのことが美味しそうに見えるんだね。


ごめんね健。


健をこんな風にしてしまったのは、全部あたしのせいなんだ。


それでも、こうして健と2人でいられることがあたしは幸せ。


「なめてみる?」


あたしはそう言い、腹部の傷を指さした。


健は少し戸惑った様子を見せながらも頷いてあたしに近づいて来た。