そんな汚い部分を健に食べさせるわけにはいかなかった。


この前そぎ落とした太ももは、今でもその断面が生々しく残されたままだ。


「やっぱり、お腹かなぁ」


あたしはポツリとそう呟いた。


おへその下が少しポッチャリとしている。


「また貧血になっちゃうなぁ」


そう言いながらも、あたしの口角は自然と上がっていた。